龍理事長の歯科ブログ

バイオフィルムと戦闘中!の衛生士さん 歯科医院受診の背中押します!龍理事長の歯科ブログ

バイオフィルムと戦う衛生士!

口の中には400種類の菌が1000000000000個います。

その中のおよそ10種類が虫歯に関与しています。

別の10種類が歯周組織の破壊に関与しています。

麻酔科が、全身麻酔の手術をするときになぜ、清潔にならないかというと、口腔内に挿管して、挿管チューブを触るので、どんなに清潔になろうとしても、不可能だからです。

オペ室的には常識となっています。

口腔内はそもそも、医学的に不潔領域です。

なので、400種類、1000000000000個をゼロにできません。

ただし、スケーリング、ルートプレーニングを繰り返していくと、病原性のある菌、いわゆる嫌気性菌が除去されて、菌交代がおきます。

その菌交代が成立した状態をフローラの状態と言います。

つまり、病原性の菌が減少、非病原性の菌が増殖してる状態をフローラの状態と言います。

このフローラの状態を維持するために、病原性の菌が歯の表面に付着しにくくします。これがポリッシングです。

今まで歯磨剤のフッ素の配合濃度は1000ppmまでという規制がありました。しかし、撤廃され、ライオンから1480ppmの歯磨剤が発売されました。

そうすると、ポリッシング材としてフッ素の含有量が増えるので、アパタイトの結晶がフルオロアパタイトになる量があがるので、歯質強化につながるはずです。

抗菌作用すら持つようになります。

それにはまず、バイオフィルムの破壊をする必要があります。

そのバイオフィルムというのは口腔内では歯石です。

なぜ、歯石ができるかというと、口腔内の細菌は生き物なので、口腔内の厳しい環境で生き物が生きていく上で細菌が用手的機械的刷掃力、いわゆる歯磨きや、抗体、抗生剤から身を守る為に作られる鎧なんです。

これを作る手法を細菌が生物として獲得したんです。

プラークが歯石になるまでの猶予は48時間です。

48時間以内にブラシを当てれば歯石の構築はふせげます。