
親知らずってなんで抜くのさ?
「親知らずの抜歯をしたらすごーくはれて、すごーく痛くて、とってもつらかったって聞くから、やりたくない!」
こんなお話をよく、耳にします。
実際、どんなに簡単な症例でも、どんなに早く終わっても、どんなに経験豊富なドクターが施術しても、腫れるときは腫れるし、痛いときはいたいんですよね!
日本人は顎の大きさが比較的小さく、そこに親不知が生えるスペースが不足しているため、様々な弊害が生じます。
たとえば、歯並びが悪くなる。
奥から親不知の成長に伴い、押す力がかかってしまうと前歯の歯並びを悪くしてしまうとか。
たとえば、虫歯になったり歯周病になると、ばい菌の巣になってしまう。
ただでさえ難しい歯磨きをしているのに、頬骨やベロが邪魔をして磨ききれない。。。なので虫歯になったり歯茎に問題が起きたり。
さらにはお口の中で悪い虫歯菌や歯周病菌の増殖の巣になっちゃう。。。。
そこで今回は親不知の扱いについて背中押します!(笑)
1 親不知は抜いてしまえば2度と生えてこない!
これ、もし、何度も経験しなきゃいけなんだとすると、すごくトラウマだと思うんですよね。でも、一度治療してしまえば2度と生えてこないなんて、ほかの病気でもなかなかないと思いませんか?
2 痛くない時にアプローチ
僕は基本的にすべての女性の方には親知らずの抜歯をおすすめしています。というのは、女性にとって「妊娠中」に親不知がいたくなるケースって多いんですよね。妊娠中にいたくなってしまうと、まあ、使っても大丈夫とはいえ、できれば痛みどめも使いたくない、麻酔もレントゲンも避けたいじゃないですか?
そうすると、クリーニングをして、我慢してくださいってことに。。。
我慢することのストレスがお子様に与える影響を考えれば、やっぱり抜歯しておいたほうがいいと思うんです。
3 歯医者はもともと教育を受ける時点で親不知を必要な歯として教育されていません。
学生時代に使う「顎歯模型」という模型があります。この顎歯模型のなかに、実は親不知って含まれてないんですよね。
咬合や咬みあわせ、食事をかみ砕く治療が必要な歯の中には親不知は含まれていなんです。
つまり、親不知は無くても影響が少ない歯!?