龍理事長の歯科ブログ 「いびき・睡眠時無呼吸症候群」の記事一覧

いびきと睡眠時無呼吸症候群 経済効率の損失 アメリカにて開催されたアメリカ睡眠学会へ参加してきました。 皆様の中にもベッドパートナーの方に夜、いびきをかくとか呼吸が止まっていることを指摘された方もいらっしゃると思います。また、すでに、睡眠時無呼吸症候群と診断され、鼻マスク(CPAP)による治療を受けている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そもそも、いびきには病的なものと、病的ではないものが存在しています。 病的ないびきの中に睡眠時無呼吸症候群は含まれます。 睡眠時無呼吸症候群の重症度を評価する指数とし …


みなさんは、いびきにどのようなイメージをお持ちですか? 中高年男性が豪快にいびきをかいている姿を想像して、顔をしかめる方もいるでしょう。 そのためか、女性だけの女子会旅行へ参加するときに、「いびきをかいたら恥ずかしい」と思う方はいます。  いびきを自覚するのは難しいですね。ご自身のいびきで目が覚めたという方もいますが、多くの場合はいびきをかいても目覚めません。 ご家族に指摘されて初めて気づくケースが多いといえます。 そして、女子会旅行ではご友人同士が気を遣い、「いびきをかいていたわよ」というのを避ける傾向も …


睡眠時無呼吸症候群の歯科的な応用 睡眠時無呼吸症候群は、仰向けに寝たときにノドの脂肪や舌などが重力で下がり、気道をふさぐことで起こります。大きないびきと無呼吸が特徴です。息ができないために睡眠の質を悪くし、日中の激しい眠気や集中力の低下、さらには、血中の酸素濃度が減るために、心筋梗塞や脳梗塞、高血圧など生活習慣病のリスクも高めます。  治療には、鼻から加圧した空気を入れて気道を確保するCPAP(持続陽圧呼吸療法)のほか、マウスピースで下あごを前方に固定し、脂肪や舌が気道の方へ移動しないようにする「スリープス …