
ウィルス疾患と口腔ケア 歯科医院受診の背中押します!龍理事長の歯科ブログ
掲載日:2020年2月7日2020-02-07T13:00:00+09:00
2020-02-07
ウイルス疾患と口腔ケアについて 何かと話題のウイルス疾患。 例えば、インフルエンザの蔓延を防ぐ方法は、まずは移さない。 つまり、罹患していらっしゃる可能性のある方がマスクをしっかり着用し、飛沫させない…
虎ノ門ヒルズ トルナーレ歯科・インビザライン矯正歯科 龍醫院
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|カテゴリー:医学(歯科以外)
龍信之助医療法人社団RMDCC
ウイルス疾患と口腔ケアについて
何かと話題のウイルス疾患。
例えば、インフルエンザの蔓延を防ぐ方法は、まずは移さない。
つまり、罹患していらっしゃる可能性のある方がマスクをしっかり着用し、飛沫させないことが重要です。
マスクの着用は移さないためにしましょう!
手洗い、マスクが確実な方法でないことはすべての医療従事者が把握しています。
ただ、ほかに手段がないので、この方法に頼ることになります。
N95以上のマスクはそう簡単に手に入らないですよね???
ただ、エビデンスのあるインフルエンザウイルス予防法はほかにもあります。
インフルエンザウィルスですよ、新型肺炎ではないので、お間違いなく。
インフルエンザウイルスは鼻や口から侵入し、咽喉部で定着し感染⇒発症に至りますが、通常、咽喉部は粘膜バリアがウイルスなどを防いでいます。 しかし口内の細菌がその膜を壊しインフルエンザウイルスの感染を助けると考えられています。
そして他にも唾液に混じって気道に入り、重症の肺炎を引き起こす細菌なども多く住みついています。
そのため、日頃から口内をきれいに保ち、細菌を除去しておくことが、幅広く危険な感染症を予防する対策として有効なのです。
※ちょっとわかりづらいですが、口腔ケアをするとしないとでは感染症への感染率が10倍も違います!
つまり、口腔ケアでインフルエンザウィルスの感染を予防する方法もあるということです。
さて。。。。
新型のコロナウィルスについては、まだまだ詳細がわからない部分も多く、僕も専門家ではないのであくまでも私見として。
どうも、新型コロナウィルスの初期症状は上気道の感染が疑われているようです。そして潜伏期間があり、その結果、感染が拡大しているように思われます。
ということは。。。
インフルエンザとは別物ではあるものの、粘膜バリアの喪失は感染の原因になっている可能性もありそう。
上気道から感染する疾患では、おそらく同様のメカニズムが働いているのでは?
だとすると、こういった新型肺炎の蔓延が起こる、起こらないの地域差については歯科の受診率が影響するのでは?
なんせ、感染症の感染率が10倍ちがうのであれば、相当ちがいますよね。
ということは。。。
口腔ケアって害がないので、もっと啓蒙して、効果あるエビデンスがあればもっと声を大にして拡散しなきゃ。
と思う今日この頃。
最前線で治療にあたっている方々、頑張ってください。