龍理事長の歯科ブログ 2020年5月の記事一覧

バイオフィルムと戦う衛生士! 口の中には400種類の菌が1000000000000個います。 その中のおよそ10種類が虫歯に関与しています。 別の10種類が歯周組織の破壊に関与しています。


親知らずってなんで抜くのさ? 「親知らずの抜歯をしたらすごーくはれて、すごーく痛くて、とってもつらかったって聞くから、やりたくない!」 こんなお話をよく、耳にします。 実際、どんなに簡単な症例でも、どんなに早く終わっても、どんなに経験豊富なドクターが施術しても、腫れるときは腫れるし、痛いときはいたいんですよね! 日本人は顎の大きさが比較的小さく、そこに親不知が生えるスペースが不足しているため、様々な弊害が生じます。 たとえば、歯並びが悪くなる。 奥から親不知の成長に伴い、押す力がかかってしまうと前歯の歯並び …


歯と医食同源 「医食同源」という言葉があることは皆様ご存じのことと思います。これは、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで病気を予防し、治療しようとする考え方で、1972年に日本で作られた造語です。 近年、健康ブームといわれていますが、健康といっても、たとえば年に一回の健康診断の結果がよければ安心する方もいらっしゃれば、より健康になれるように体力づくりに勤しむ方、アンチエイジングを目的とした若返りをターゲットされている方、ダイエットなど生活習慣に重きを於いていらっしゃる方など様々です。 健康法につ …


メタルフリー診療が正しい選択だと確信しています。 虫歯の治療では、削った歯に、金属もしくは白いプラスチック、セラミックなどをかぶせます。 みなさんも、「金属にしますか?白いものにしますか?」といわれたことがあるでしょう。 合金の金属、プラスチックは保険適用で、セラミックは自費です。日本では、見た目と費用の兼ね合いで選ぶのが、一般的だと思います。 一方、諸外国ではメタルフリーが進んでいます。 日本と保険制度が異なり、見た目を重視するというだけでなく、金属に対する身体への悪影響を気にする傾向が高まっているの …


いびきと睡眠時無呼吸症候群 経済効率の損失 アメリカにて開催されたアメリカ睡眠学会へ参加してきました。 皆様の中にもベッドパートナーの方に夜、いびきをかくとか呼吸が止まっていることを指摘された方もいらっしゃると思います。また、すでに、睡眠時無呼吸症候群と診断され、鼻マスク(CPAP)による治療を受けている方もいらっしゃるのではないでしょうか? そもそも、いびきには病的なものと、病的ではないものが存在しています。 病的ないびきの中に睡眠時無呼吸症候群は含まれます。 睡眠時無呼吸症候群の重症度を評価する指数とし …


患者さんから運命の赤い糸って何?って質問受けました(笑) 切って結び直しましょう! 見えるんだから、なんとかできるはず。


今日はお子様の歯科診療についてお書きします。 講演などで、「子どもの頃から歯医者に通院する癖をつけることが大切です」とお話をすると、「歯医者さんは痛いから子どもが行くのを嫌がる」といわれることがあります。 ほとんど痛みを感じない治療が行えますが、大人の方も子供の方も、たいてい歯科にかかる時点で強い痛みが生じているケースが多いので、歯医者が痛いのではなく、来院する時点ですでに痛い。 つまり「歯医者に行くときが痛い」であって実際は「歯医者さんは痛みを取り除く」仕事なんですよね。  私の歯科医院に来られる数多くの …