こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は、睡眠時無呼吸症候群についてお話していこうと思います。
閉塞性睡眠時無呼吸症候群
眠っているときに気道が閉塞して、繰り返し呼吸が止まる疾患のことをいいます。
正常時では睡眠中に舌根(舌の根本)が気道に落ち込むことはありませんが、睡眠時無呼吸症候群に罹患していると中~下咽頭部が気道に落ち込み気道が閉塞して呼吸が止まりやすくなります。
それにより睡眠中に本人が気付かない目覚めが頻繁に起て、睡眠が分断され睡眠の質の悪化をまねき、昼間の眠気や朝の頭痛を生じる原因となります。
主な原因は肥満による喉周りの脂肪ですが、顎が小さい、舌が大きい、扁桃が大きいといった生まれつきの身体的特徴や慢性的な鼻炎など耳鼻科領域の病気が原因となることもあります。
また、呼吸停止を繰り返すことにより低酸素血症や覚醒反応が起こり、交感神経が興奮させられ、夜間・早朝高血圧につながる原因となります。
加えて、循環系へ負担がかかりやすいために、脳卒中、心筋梗塞、心不全、突然死などの原因にもなります。睡眠時無呼吸症候群になる原因としては、肥満による首回りの脂肪沈着、舌肥大、小顎および扁桃肥大などがあげられています。
検査・診断
睡眠の質や睡眠中の呼吸の状態を調べる検査です。自宅で実施可能な簡易的な検査と入院が必要な精密検査があり、一般的には簡易検査を行って睡眠時無呼吸症候群の疑いが強い場合に精密検査が行われます。
簡易検査は、携帯用の医療機器を用いていびきの状態や空気の流れを感知するセンサーを鼻の下に、血液中の酸素濃度を測る機器を指に装着した状態で眠り、睡眠中の呼吸状態や上気道の狭窄の有無を評価する検査です。
一方、精密検査では医療機関に一泊など入院した上で、脳波や心電図、眼球や胸の動き、口と鼻の空気の流れ、血液中の酸素濃度を測るセンサーを装着した状態で眠り、睡眠中の姿勢やいびきの音などを調べます。簡易検査よりも睡眠の質や呼吸状態をより詳しく評価することができますが、その分費用や時間がかかるのがかかります。
睡眠時無呼吸症候群は"いびき"と軽く考えられがちですが、重度な合併症を引き起こすこともあるため、できるだけ早く原因となる肥満の改善や治療を行うことが必要です。
次回、どのような治療があるのか紹介していこうと思います。
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