こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は、口腔ケアに必要な器具や薬剤についてお話していこうと思います。
口腔内には数百種類の細菌が存在し,毎日5倍に増殖しているといわれています。
そのような細菌を除去することがセルフケアです。歯ブラシなど,清掃用具の毛先を当ててストロークさせることで,細菌を歯面からはがします。様々なケア用品を,リスクに応じて使用することが大切です。
器具や薬剤を選ぶポイント
セルフケアに必要な清掃用具や薬剤は,人それぞれに違います、選択するには,口腔疾患の要因になるリスクがどこにあるか、歯列状態や補綴修復,唾液分泌量,舌の大きさや頬筋の厚さや,その人の清掃用具に対する理解度や使える器用さ,そして全身疾患の有病状態や嘔吐反射の有無など,様々な視点から判断します。
健康な歯の場合:健康で歯列がきれいに整い,補綴修復歯が少ない場合は,通常の歯ブラシを用いて歯の唇面・舌面をブラッシングし,フロスを用いて歯間隣接面をフロッシングします。使用する歯磨剤は,歯の石灰化を強くする効果が高い,フッ化物が含有されたものを用います。
補綴修復歯が多い場合:補綴修復歯が多く,むし歯リスクの高い方であれば,歯ブラシに加え,歯間ブラシやピンポイントでプラーク除去ができるタフトブラシを使用したり消毒効果の高い歯磨剤を用いる必要があるでしょう。
舌が大きい,口内が狭い,嘔吐反射のある場合:舌が大きい場合や,頬筋が厚く口内が狭い方、嘔吐反射のある方には,コンパクトサイズの歯ブラシやタフトブラシなどを用いて,イスに座るなどしてリラックスした姿勢でブラッシングをすると良いでしょう。
唾液分泌の少ない場合:さらに,唾液分泌の少ない方には,分泌を高める唾液腺のマッサージやガムを噛む習慣をつけるようにしたり,唾液の代替として保湿剤を用いる方法もあります。
主な器具や薬剤と使用目的
歯ブラシ:口腔全体のプラークコントロール
音波振動ブラシ:口腔全体のプラークコントロール、歯肉のマッサージ
ウォーターピック:口腔全体のプラークコントロール、歯間や細部のプラークコントロール
歯間ブラシ:歯間のプラークコントロール
タフトブラシ:ピンポイントのプラークコントロール
フロス:歯間のプラークコントロール
舌ブラシ:舌のプラークコントロール
洗口剤(うがい薬):口内の消毒
歯磨剤:歯磨剤
歯間ジェル:歯間ブラシ用歯磨剤
保湿ジェル:義歯床への塗布
保湿剤:唾液の代替
マッサージ剤:歯肉のマッサージ
ガム:唾液分泌の促進、歯の再石灰化の促進
ご自身に合った器具が分からない方は気軽に衛生士に相談してみてくださいね。
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