こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は、舌苔についてお話していこうと思います。
舌苔は、舌に付着する白い苔状のもので、舌の上皮が伸びたものに細菌や食べカス、粘膜のカスのタンパク質やアミノ酸を口の中にいる嫌気性菌という種類の細菌が分解して産まれた揮発性硫黄化合物という物質です。
舌苔の原因には、食事の際、あまり咀嚼をしない、あまり舌を動かさない、などのほかに唾液分泌量の低下、口呼吸による口腔乾燥、緊張性のストレスが原因となったり、全身疾患の副症状として生じている可能性が挙げられます。
舌表面の上皮から剥れた垢(舌苔)は、肉眼では舌の表面に付着した白色または黄褐色の苔状にみえます。軽度の付着では無症状ですが、舌苔が溜まってくると、口臭や味覚障害、舌の接触痛などの舌炎の症状が現れます。
舌のケアについては,日本と欧米などでは,大きく違います。
欧米などでは,歯ブラシを使用するのと同様に,舌ブラシを用いて舌のケアを毎日行う習慣があるといいます。
日本では,舌苔が多く付着していなければ、舌ブラシを用いたケアは必要ないと考えられており,舌ブラシ自体、所有している人は少ないかと思います。
しかし,唾液分泌が減少したり,内科的疾患によって免疫力が低下すると,舌苔が舌表面を覆うように付着します。
特に,慢性疾患を有する高齢者は,舌苔が厚く付着していることがあり,ケアが必要です。
舌ブラシの使い方
舌の表面には,味を感じる「味蕾」があります。断面で見ると,マッシュルームのような形をしており,味物質を舌表面に取り込みやすくなっています、舌ブラシを使う際は、この表面を、舌ブラシで傷つけないような配慮が必要です。
舌ブラシには、ブラシ毛が付いたタイプやプラスチックタイプがあります、ブラシ毛は味蓄を傷つけやすく,かえってプラークを舌表面から味書内部に入れ込んでしまいますので,プラスチックタイプのほうが適しています、材質がソフトで,プラークを集めやすい形のものが使用しやすいと思います。
舌苔は,舌ブラシを用いて,舌表面から剥がすようにして除去します。
舌は自在に変形しますので,舌ブラシを使用する時はリラックスして,できるだけ舌を前方に出し,舌根に力が入らないようにし,クリーナーを軽く当てて,ゆっくり,舌根(奥)から先端部(手前)に向けてストロークをします。強く擦りつけると傷つけますので,注意が必要です。
舌苔によって口腔内全体の細菌数が多くなります。何度も言いますが、舌の表面にある味蕾を傷つけないように,軽く舌ブラシを使用してください。一度にすべてを取ろうとせず,少しずつ薄くなる程度にし,毎日繰返すのがおすすめです!
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