こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は、顎の骨の成長を促す噛み方についてお話します。
食べ物をよく噛むことで唾液の分泌を促したり、肥満予防に効果があるということはご存知の方も多いかと思います。
最近の研究によると、ただ回数を多く噛むことだけでなく噛み方も脳や顎の発達に関連していることがわかってきたようです。
私たちが毎日なにげなくやっている「噛む」という行為。
小さい頃から正しく「噛む」習慣がついていると、きれいな歯並びをつくる手助けをしてくれたりと、うれしいことがいっぱいです。
現代人は、昔の人と比べて顎が小さくなったといわれてきました。しかし、「縄文人と現代人の顎の大きさは同じ」ということが研究で分かっているそうです。骨自体の大きさに、変化がないのに歯列(歯の並び)の幅だけが小さくなっている現代人。その理由は、縄文人の歯が垂直に生えているのに対し、現代人の歯は大きく舌側に倒れているために、歯列幅が狭くなっているといわれています。
ただ「噛む」のではなく「噛み方」が大切
近年食が欧米化していることも原因とされているのですが、昔に比べやわらかい物を食べる機会が増えました。その影響もあり、食べ物を数回噛んで飲み込んでしまったり、噛むときに歯を上下するだけの噛み方で済ませたりすることが多くなってきています。特に成長期のお子さんにとって、よく噛むことは顎の成長を促してくれる重要な役割もあるのです。
現代人の咀嚼回数は、弥生時代の約6分の1と言われていて、現在「一ロ30回」を目安に噛むことが理想とされています。
そして、もう一つ。噛むときに上下運動に臼歯(奥歯)の横の動きを加えた噛み方「グラインディング咀嚼」は噛む回数が少なかったり、軟らかい食事を摂ったりするとほとんど行われません。グラインディング咀嚼も、丈夫な歯・顎の成長、きれいな歯並びをつくるのにとても大切です。
噛みごたえのある食べ物は、やわらかい食べ物に比べ、グラインディング咀嚼に有効であるとされています。
「一ロ30回」噛むこと、臼歯本来の役割であるすり潰しながらかむ「グラインディング咀嚼」をせひ実践してみてください。
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