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歯周病の菌について! ベテランうっちーのお口のお悩みにお答えします!

こんにちは!
今回は歯周病の細菌について。
皆さんどのような菌たちがどのような特徴をもっているかご存知ですか?
専門的なお話になってはしまいますが、少しお伝えしたいとおもいます。
歯周病は、歯周病原菌への感染と、その菌の増殖によって発症します。
口腔内には800種類以上の細菌が存在しますが、そのほとんどが常在菌(歯周病の原因になりづらい細菌)です。その中で特に悪い影響を及ぼすことになる細菌は、A.a菌、P.g菌、P.i菌、B.f菌の4つです。
A.a菌(Actinobacillus actinomycetemcomitans)
比較的若年の歯周病患者から検出されます。
この菌は歯周病の進行が早く重症になるのが特徴です。
侵襲性歯周炎に罹患した口腔内からよく検出されます。
P.g菌(Porphyromonas gingivalis)
成人の重度歯周病患者から検出されます。特に歯周病の進行が著しい部位に高率に検出されます。
P.i菌(Prevotella intermedia)
進行した歯周病患者からP.g菌と共に検出されるのが特徴です。
B.f菌(Bacteroides forsythus)
歯周病患者の歯周組織破壊が激しい部位で高率に検出されます。
難治性歯周病の指標として重要な菌種です。
親子・夫婦間での感染
上述した歯周病原菌のうち、下記の菌達はうつる菌です。
A.a菌は、垂直感染(親子感染)
侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)の原因菌とみられる、A.a菌は、遺伝による感染の可能性が高い、と報告されています。
この侵襲性歯周炎(若年性歯周炎)は、10代、20代で発症し、極めて進行が早く、若くして歯を失ってしまうこともある怖い歯周病です。
親が若くして歯を失った経験のある場合、子へのA.a菌の可能性も考えられますので、早めにお子さん細菌検査を受けさせることをお勧めします。
P.g菌は、水平感染(夫婦、パートナー間での感染)
キスなどで相手に唾液が伝わることで感染すると考えられています。また、一度感染すると、その菌を駆逐することはできません。
また、あくまでも経験的にですが、旦那さん、もしくは奥様が重度歯周病の場合、そのお相手も歯周病にかかっているケースがよく見られます。
ただ、歯周病原菌の保有者が口腔内を衛生的に保っていて細菌の数が少なければ感染しません。
細菌検査やクリーニングをしてお口の中を清潔に保つことが感染を予防する秘訣です!
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