こんにちは!歯科衛生士のなつきです!
本日は赤ちゃんの歯が作られるまでのお話をさせていただきます!
赤ちゃんの歯はおなかの中にいる時から作られ始めています。
歯は妊娠第7週から始まります。
この頃は、胎児の体長も11mmくらいで、妊婦自身も妊娠したという実感があまりないときです。
この時期はやっと唇が形作られ、あごの骨もまだ軟骨の状態にありすので、このときからいきなり歯ができてくるわけではなく、いろいろな段階を経て歯さ形作られていきます。
乳歯の一生は、成長期、石灰化期、萌出期、咬耗期、吸収期の5段階に分けられます。
◆成長期
成長期は歯を作る細胞が集まり、増殖、分化して、歯を作る役割分担をする時期にあたります。
この頃が妊娠第7週です。
将来の乳歯の数と位置に一致して上下合わせて20個の細胞の塊ができます。
これが歯を作るための基礎で、歯胚と呼ばれます。
歯胚は次第に成長し、歯の外側のエナメル質を作る部分、内側の象牙質と歯髄を作る部分、歯と骨をつなぐセメント質や歯根膜を作る部分に分かれ、歯のどの部分を作るか分担を決め(組織分化)、このときに歯の大きさや形が決まります。
分担が決まると、将来エナメル質や象牙質になる部分に歯となる基の枠組みを作っていきます。
この頃が妊娠4〜5ヶ月くらいにあたります。
◆石灰化期
石灰化期は、成長期にできあがった歯の枠組みにカルシウムやリンなどの成分が沈着し、歯の硬さを増していく時期です。
石灰化は子供の発育の状態を、反映しやすくなっています。
たとえば、胎児が出産などにより、胎内から外界へ移ると、まわりの環境が急激に変わることとなります。
そのため歯の成長が一時的に停止し、新産線と言われる歯の形成停止線が見られることがあります。
このような現象は熱性疾患や栄養障害のときにも生じることがあります。
歯のエナメル質の石灰化が終わると、歯冠(歯肉から外に出ている部分)ができあがります。
乳歯の歯冠の完成には7〜14ヶ月かかり、永久歯では3〜6年かかります。
歯冠が完成すると歯根(歯肉からしたの歯の根の部分)を作り始め、乳歯では約1年半から2年くらいかけて完成します。
◆萌出期
ついで萌出期になります。
ある程度歯ができてくると、歯は生えようと、アゴの骨の中で移動をはじめます。
歯冠が完成し、歯根がある程度までできあがってくると、口の中に顔を出します。
一般に上下の歯を比べると、同じ場所の歯では上の歯より、下の歯のほうが早く生えてきます。
◆咬耗期・吸収期
咬耗期には生えた乳歯は噛み合わされ、すり減ります。
すり減り方の程度は、噛む力や癖、歯ならびなどにより、違いがあります。
そして、乳歯の歯根は吸収し、抜け落ちて永久歯へと生え変わってゆきます。
これらの各段階は厳密にわけられているわけではなく、お互いに重なり合い、連続して進行していきます。
そして。それぞれの歯は同時に成長するのではなく、少しずつ時期がずれて成長していきます。
このようきして赤ちゃんの歯は作られ、そして生え変わっていきます。
おなかの中でもう歯が作られてるなんてびっくりですよね!
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