こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は、う蝕(虫歯)と口腔ケアについてお話していこうと思います。
う蝕(虫歯)
う蝕は、ミュータンス連鎖球菌を代表とするう蝕原性細菌により、糖代謝の過程で生産される酸により、硬組織成分が溶解されて破壊が進む疾患です。ショ糖(スクロース、砂糖)を基質として、不溶解性で粘着度の強いグルカンを合成することにより、平滑な歯の表面でも、強固に結合することが可能となります。これを足場にして、乳酸菌などの付着能の弱い細菌が絡んで歯垢(プラーク)を形成します。
プラークは、宿主や細菌由来の基質などの重合体となったバイオフィルムです。このバイオフィルムは、消毒薬や抗菌薬に抵抗性をもち、細菌が守られる結果となります。付着したプラーク中の細菌から産生された酸類によりpH5以下を保つようになります。一方、歯質を構成するハイドロオキシアパタイトを代表とするリン酸カルシウム塩は、pH5.5~6.9で脱灰を起こします。初期う蝕では唾液中のミネラルにより再石灰化を起こしますが、プラークの除去が行われないと、進行して崩壊に至ります。
歯面清掃が不十分になりやすい小窩裂溝部(噛む面の溝)、隣接面(歯と歯の間)、歯頸部(歯と歯茎の境目)がう蝕の三大好発部位です。また被せ物や詰め物付近や、高齢者などでは根面が露出した部分も好発部位となります。
う蝕にはいくつかの段階があります。
C1:初期う触でエナメル質に限局されておりう蝕での症状はあまりない。
C2:う触が象牙質にまで達しており、飲水によりしみたりする。
C3:う蝕が歯の神経である歯髄まで達していて、食片など圧入すると激痛を生じる。歯随自体に急性化膿性炎症が起こると、慢性化するまで拍動を伴う自発痛を伴う。
C4:歯の崩壊が顕著で、歯の根(歯根)が残った状態で、この時期の急性炎症症状は少ないが放置すると口腔内の不潔因子となる。
う触に対する口腔ケアは、プラークコントロールです。主な目的は、一般的には、健常人であっても身体の不自由な患者さんであっても、口腔内をきれいにすることでは同じです。歯ブラシを主に使用いて清掃しますが、歯間ブラシやデンタルフロス、歯磨剤などの補助器具を併用することで、より綺麗にケアすることが可能になります。
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