こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回も前回の続きをお話していこうと思います。
ネクローシスとアポトーシス
ネクローシスもアポトーシスも「細胞の死」を表す言葉です。 ネクローシスは,心筋梗基など、 血液が流れなくなって細胞が死んでしまうことで, 従来からある細胞死の考え方です。一方,アポトーシスは, 身体をよりよい状態に保つために決まった時期に決まった場所で引 き起こされる細胞の死で."プログラムされた細胞死" ともいわれているものです。それぞれ細胞のなかで, 違った変化を示します。
顎骨の吸収とアポトーシス
歯が萌出するとき、歯胚がどんなに大きく育っても、 まわりの顎骨が歯をがっちり取り囲んでいては萌出できません。 歯が口腔に顔を出すためのスペースが必要です。
歯が発育するにしたがって、 歯胚と口腔の間にある顎骨は吸収されます。 この部分を電子顕微鏡などでくわしくしらべてみると、 骨が吸収される像とアポトーシスが認められます。 アポトーシスを起こしているのは、 骨吸収のために現れた破骨細胞、 骨の基質が吸収されて裸になった骨細胞、 骨の表面にあった骨芽細胞やマクロファージです。
つまり歯の萌出に必要なスペースを確保するために骨が吸収され、 そのあとにアポトーシス(プログラムされた細胞死) が起こっているということです。
歯肉の成然
上下の歯が咬合するようになると、歯肉は成熟していきますが、 形のうえでは大きく変化することはありません。機能の面では、? 細菌から生体を守る(防御機構)。?変わらないしくみを保つ( 恒常性雄持)。?上皮が歯とくっついてシールする(接着構)。? 非分化の状態を保つ(接着と遊走のため)。? 白血球遊走のための通路をもつ(拡大した細胞間隙)。? 歯の位置を支える(支持)、などさまざまな働きをします。
歯肉の加齢変化
加齢に伴う歯肉の変化として、もっとも顕著なのは歯肉退縮です。 歯肉退縮は、辺縁歯肉の位置が、セメント・ エナメル堺よりも根尖側へ移動して、 歯根表面が露出した状態をいいます。 歯肉退縮は純粋な加齢変化というよりも、 数十年間の歯周炎の影響が歯肉に及んだ結果であると考えたほうが よいかもしれません。
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