お知らせ

クリーピングについて!その2 明るく元気にインビザ中!衛生士かほの衛生士日記

こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
前回に引き続きクリーピングについてお話ししたいと思います。
顎骨の吸収
歯が萌出するためには、?歯根膜による萌出のエネルギー、?萌出のためのスペース、の両方が必要です。スペースを確保するために、「アポトーシス」というプログラムされた細胞死によって顎骨の吸収が起こっています。萌出のための通路をつくるために、顎骨だけでなく、結合組織にも上皮にもあらかじめプログラムされた細胞死が起こっています。このようにして、顎骨のなかで大きくなった歯胚は顎骨の外へ出て、咬頭が口腔に顔を出すことができるのです。
縮合エナメル上皮と口腔上皮
エナメル質の形成が終わると、エナメル芽細胞、外エナメル上皮、中間細胞は小さく萎縮して集まり縮合エナメル上皮となります。歯が萌出していくと縮合エナメル上皮はすこしずつ口腔上皮に近づいて、連結・癒合します。
さらに、癒合した口腔上皮と縮合エナメル上皮ではアポトーシスが起こって細胞が死滅するので、上皮層に隙間が生まれ、咬頭の先端が口腔に顔を出すことができるのです。
歯肉の発生
歯肉の発生は、咬頭が口腔内に現れた時点で始まります。歯根象牙質やセメント質が形成されて、歯は咬合面
にこ向かって萌出していきますが、エナメル質の表層は長い縮合エナメル上皮によって囲まれています。これを次付着上皮とよんでいます。一次付着上皮は縮合エナメル上皮がエナメル質に対して直角の方向に配列しているのが特徴です。
さらに歯の萌出が進んで歯冠部が口腔に現れ、歯根もさらに形成されるに伴って一次付着上皮はロ腔上皮由来の細胞によって置き換わります。萌出歯が咬合平面に達するころ、縮合エナメル上皮由来の細胞は口腔上皮由来の細胞に完全に置き換わって次付着上皮が形成されます。二次付着上皮の細胞はエナメル質に対して平行に並んでいるのが特徴です。
これは、通常歯肉の付着(接合)上皮とよんでいるものと同じで、歯肉口腔上皮からの細胞が増えて、付着上皮全体に広がったと考えられます。
歯肉の結合組織成分は歯小嚢のまわりの間葉組織からつくられると考えられていますが、発生中の歯肉の結合組織成分に関する研究はほとんどなく、くわしいことはわかっていないといわれています。
お電話でのご予約はこちら
0120-648-071
またオンライン予約も可能です!
ホームページもご覧下さい!
#虎ノ門ヒルズトルナーレ歯科
#メタルフリー
#インプラント
#インビザライン
#マウスピース矯正
月別お知らせ記事一覧