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クリーピングについて! 明るく元気にインビザ中!衛生士かほの衛生士日記

こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回はクリーピングについてお話ししていこうと思います。
クリーピングアタッチメント
クリーピングの(クリープ、creep)とは(這う)という意味です。歯肉の細胞が赤ちゃんのように(はいはい)をして動く姿をイメージすると分かりやすいかもしれません。
臨床的には、炎症によって下がった(退縮した)歯肉縁が元の位置(歯冠方向)へ(這う)ように徐々に移動する現象をいい、遊離歯肉弁移植、歯周ポケット搔爬、SRPなどの処置の後にみられます。このような、
クリーピングアタッチメント(退縮歯肉の修復性変化)が起こるには3つの条件が必要であると考えられます。
三つの条件
まず、第一の条件は、退縮歯肉や移植歯肉弁の歯根表面に長い付着上皮が形成され、その長い付着上皮が短くなること「短小化」(長い付着上皮は、炎症がなければ時間の経過に伴って短くなり、クリーピングアタッチメントが起こるためには長い付着上皮が短小化し、歯頸側へ移動する必要があります。)です。
長い付着上皮が歯根の表面を「這う」ように移動して短小化するために、ラミニンとインテグリンという接着性タンパクが深くかかわっています。(これと同時に長い付着上皮による上皮性付着は結合組織性の付着に変化していると考えられます。)
第二の条件は、細胞質に豊富なアクチンフィラメント(球状タンパク質であるアクチン分子が結合して線維を形成している状態のものであり、アクチンは互いに結合して長い線維を形成し、細胞骨格の形成や細胞の運動などにおいて重要な機能をはたすもの)をもつ近線維芽細胞が歯肉組織内に存在することです。筋肉とは関係のない線維芽細胞でも、細胞内にたくさんのアクチンフィラメントを作る細胞があり、筋線維芽細胞と呼ばれています。この細胞が、歯槽上線維群の走行と平行に配列してたくさんのアクチンフィラメントによって収縮すれば、歯肉は歯冠側へ移動できるのです。
第三の条件は、歯肉縁のコラーゲン線維が増加してハンモック状のつり上げ効果を示すことです。
これら三つの条件が整えば、クリーピングアタッチメントは起きると考えられます。また、歯肉に傷害を与えない程度の刺激でブラッシングを行い、プラークを除去できれば、同時に歯肉組織が活性化されます。
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