こんにちは!
本日は入れ歯を飲み込んでしまった、 食べ物が喉につまったときの対応についてお話ししていきます。
◎食べ物が喉に詰まった
窒息した場合の応急処置は、まず指で掻き出すことです。
人差し指、中指、薬指くらいを使って、 なるべく舌の奥まで指をいれて掻き出します。
むしろ奥舌を押し込んで、吐く動作を誘発し、 吐き出させるくらいの勢いで良いと思います。
体格的、腕力的に介護者に余裕のあるときは、 背後から両腕を腹部に回し、その際に片腕は拳をつくり、 もう片方の手は拳を包むようにきて、 胸骨と臍の間の腹部を上向きに強く圧迫する方法があります。
吸引器や掃除機を使用した吸引や、 背部を叩打する方法も有効です。
救急車を呼ぶことは重要ですが、 救急隊員が来てからというよりも、 市民の手で前述したことを試みることのほうが重要です。
これらの窒息物除去の試みをした場合は、 そうしなかった場合に比べて生存率を3倍高める結果となります。
◎入れ歯を飲み込んでしまった
入れ歯の誤飲は、 高齢者や精神発達遅滞などの方に起きることがあります。
総入れ歯に近い大きな入れ歯や、 複雑な金具の付いた歯列矯正装置でも誤飲する可能性があります。
誤飲が発見される場所は食道、胃、気管などです。
誤飲のきっかけは、多くが食事です。
麺を多量にほおばり、麺に包埋された入れ歯を誤飲し、 胃から腸に達した例があります。
寝ながら食事を摂ったときに歯列矯正装置を気管に誤飲したが、 苦しんだり、むせたりしない例があります。
食道に停滞する入れ歯の誤飲があっても本人の訴えはなく、 誤飲後、何日もたってから食欲の低下をきっかけに受診して、 誤飲が発見された例もあります。
これらのことから、誤飲をするような方では咽で異物を知覚し、 これを排除するという身体の機能が十分に働いていないことが考え られます。
誤飲が考えられたら、 エックス線検査で誤飲物とその位置を確認します。
誤飲物が消化管内にあって、 形が平坦で比較的小さければ排便とともに体外に排出されることを 期待します。
この場合、入れ歯に付属する金属線などで消化管を傷つけ、 思わぬ重症になることもありえますので、 慎重に対処する必要があります。
具体的には、検温や腹部状態の観察を継続するほか、 排便時に便を探り、異物排出の確認を行います。
また、 胃などに停滞して蠕動による排出が期待できないと判断した場合に は、専門医に依頼して内視鏡下に取り出します。
気管に入った場合には全身麻酔をして、気管支鏡下で摘出します。
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