こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回は前回の続きとインプラントの寿命に影響するトラブルについ てお話ししていこうと思います。
2.歯磨きによるプラークコントロール
インプラントの代表的なトラブルともいえるインプラント周囲炎を 防ぐには、日頃の歯磨きが大変重要です。 インプラント周囲炎によって歯肉の炎症が進むと、 インプラントを支える骨の吸収が起こり、 最悪の場合は埋入したインプラントが抜け落ちてしまいます。
インプラント周囲炎を防ぐためには、 インプラントの周囲を清潔に保つ必要があることから、 毎日きちんと歯磨きを行って、 プラークコントロールを心がける必要があります。
インプラントの寿命に影響を与えるトラブル
インプラントを長く使い続けるためには、 インプラントのトラブルにつながる要因を取り除かなければなりま せん。特に、次のような項目に当てはまる場合は、 主治医と相談の上、治療を進めていく必要があります。
歯周病
歯周病に罹患している場合や歯周病で歯を失った場合は、 インプラントの失敗のリスクが高くなるため、 インプラント手術を受ける前にしっかりと治療を受けて症状を改善 させる必要があります。
喫煙
タバコを吸っていると粘膜に炎症が起こりやすく、 手術した部分が治りにくいことから、 インプラント治療の成功率が低い傾向にあります。また、 歯周病のリスクも高いことから禁煙が必要です。
糖尿病
糖尿病の場合、傷が治りにくく感染症にかかりやすいほか、 インプラントと骨の結合が難しくなるため、 主治医の指示に従って血糖値がコントロールされていなければ、 インプラント治療が難しくなります。
骨粗鬆症
骨粗鬆症と診断されて、 ビスフォスフォネート形成剤の服用をしている場合、 手術後に顎骨の壊死が起こる可能性があるため、 インプラント治療が難しい場合があります。
年齢
骨が成長段階の未成年者や加齢により代謝が低下している高齢者は 、インプラント治療が可能かどうか、事前に確認が必要です。
トラブルなくインプラントの寿命を長くするためには、 インプラント治療だけでなく、 事前検査をしっかり行うことも重要です。特に、 インプラントの禁忌とされている歯周病や高血圧、 糖尿病などの症状は、本人も気付いていない場合があるため、 血液検査や尿検査、血圧の測定などが重要となります。
また、中には稀に、 インプラントに使われているチタンにアレルギー反応を起こす方が いらっしゃるため、 アレルギーの有無や既往歴などを確認するための問診も大切になり ます。
そのため、 インプラントの治療だからといって口腔内の検査やレントゲン・ CT撮影にとどまらず、しっかりとした全身の検査を行うことも、 インプラントの寿命の延伸につながります。
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