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前立腺肥大症について! 病気のことなら気楽に相談!看護師みくのブログ

こんにちは!看護師のみくです。
今回は前立腺肥大についてお話ししたいと思います。
前立腺肥大症は、肥満、高血圧、高血糖などの人がかかりやすい病気。
良性前立腺腫大(前立腺が腫れて大きくなること)による尿道閉塞(尿道が狭くなること)によって頻尿や排尿困難、残尿感、尿閉などの下部尿路症状が発生します。
○症状
1.排尿困難
尿がなかなか出ない、尿が出にくい、排尿の途中で尿が途切れる、力を入れないと排尿できないなど排尿に関する症状です。
尿意があっても排尿ができない状態を「尿閉」と呼びます。風邪をひいたり、飲酒をした後に尿閉が出現する場合があります。
2.頻尿・尿意切迫
急に尿がしたくなって我慢ができない、1日8回以上尿をするなど蓄尿に関する症状です。
3.残尿感
排尿後も、尿を出し切った感じがしない症状。膀胱や尿道の知覚異常によって発症します。
○検査
直腸内触診
前立腺肥大症では表面は平滑ですが、前立腺がんではこぶしを握ったときの指関節のように表面がごつごつと感じられます。
血液検査
前立腺特異抗原(PSA: prostate specific antigen)上昇、上昇率は前立腺癌>前立腺肥大症
前立腺酸性ホスファターゼ(PAP: prostatic acid phosphatase)上昇、上昇率は前立腺癌>前立腺肥大症
超音波像
超音波検査は前立腺の形や大きさ観察し、前立腺癌との鑑別に有用な場合があります。
経直腸的、経腹的などの見方がありますが、前立腺癌との鑑別や重量の測定には経直腸的超音波検査がより優れています。
経腹的超音波検査は残尿量の測定や腎臓の異常所見の有無を判断するための検査としてよく用いられています。
○治療
1.薬物治療
尿道の圧迫を抑える薬を投与することで治療します。主な治療薬として、α1受容体遮断薬、5α還元酵素阻害薬、抗アンドロゲン薬(抗男性ホルモン薬)などがあります。
2.手術
薬物療法を行っても排尿状態が悪い場合や、尿閉を繰り返す場合、また膀胱結石や腎機能障害がある場合、手術を行います。
以前は開腹手術が実施されていましたが、現在は尿道から内視鏡を入れて行う経尿道的手術が主流です。
3.保存療法
ビタミン、ミネラル、サプリメント、ノコギリヤシなどの健康食品、水分を摂り過ぎない、コーヒーやアルコール類の過剰摂取の禁止などの生活指導を行うこともあります。
○予防法
1.運動
座り過ぎは前立腺に負担をかけます。スポーツとまでいかなくても、1日30分程度のウォーキングや、家の中で軽くストレッチを行うなどの運動習慣を身につけましょう
2.水分摂取
頻尿が不安で水分の摂取を控える人がいますが、水分不足は腎機能低下のリスクを高めます。尿路感染や尿路結石の原因にもなるため、日中は適度な水分摂取を心がけましょう。
3.入浴
ぬるめのお湯にゆっくり浸かって血行をよくしましょう。ふだん長湯をしない人でも、40度くらいのお湯に半身浴するだけなら結構長く浸かれます。
4.食生活
高脂肪、高たんぱくの生活を続けていると男性ホルモンが活発になり、前立腺肥大症になりやすいです。動物性たんぱく質の摂取を控えて、食物繊維をたくさん含んだ野菜中心の生活に切り替えましょう。
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