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喫煙による歯肉の角化とメラニン沈着について! 明るく元気にインビザ中!衛生士かほの衛生士日記

こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
最近、10月になったのに暖かい日が続いていますね。
季節の変わり目で体調なども崩しやすいと思うので気をつけていきたいですね。
今回は喫煙による歯肉の角化とメラニン沈着についてお話ししていこうと思います。
喫煙による歯肉の角化
タバコを吸っている人の歯肉をみると、しばしば乾燥して白っぽく見えます。その理由は、喫煙による熱刺激またはニコチンによる作用が歯肉粘膜に加わったためと考えられています。タバコの火の温度は600?900℃ともいわれているので、タバコを吸った直後の口の中は相当な高温になっていると思われます。このようなタバコの熱によって、歯肉や口の粘膜は乾燥します。乾燥によって、通常錯角化を示す歯肉口腔上皮(外側の粘膜)は正角化に変化します。正角化した歯肉はケラチンの層が厚くなり透過光をさえぎるので、外から見ると白っぽく見えます。
喫煙によるメラニン沈着
メラニンは内因性色素(身体の細胞によって作られた色素で、外から体内に入った外因性色素とは区別される)の1つで、メラニン沈着症は褐色または黒色の色素沈着として歯肉や口腔粘膜(頬粘膜、口唇、口蓋)にみられます。歯肉では前歯部によく見られます。喫煙者の歯肉にメラニンの沈着がしばしば見られることが臨床的に報告されています。その詳細は不明ですが、喫煙によって熱刺激やニコチンが歯肉粘膜に作用した結果と推測されます。禁煙によって、メラニン沈着が軽減することもあります。これはマクロファージがメラニンを貪食して、メラノファージ(メラニン貪食細胞)となり、メラニンを処理するからです。
病理組織学的には、基底細胞に褐色色素が沈着している像が観察されます。通常口腔粘膜では、基底細胞7個に1個の割合でメラニン細胞が存在しています。メラニン沈着症の場合、メラニン細胞が増えるのではなく、沈着するメラニンの量が増加してる場合が多いとされています。
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