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フッ素について!その1 ベテランうっちーのお口のお悩みにお答えします!

こんにちは!歯科衛生士の内山です!
段々と気温が下がり秋めいてきましたね!
食欲の秋、読書の秋、、、
皆さんそれぞれ良い秋の季節をお過ごしくださいね!
さて、今回はフッ素についてお話ししたいと思います。
フッ素は虫歯予防にいいというのは皆さんもご存知だとは思いますが、何故ゆえフッ素が虫歯予防に良いのかということを詳しくご存知ない方も多いと思います。
フッ素とは
フッ素はカルシウムやカリウム、ナトリウム・鉄のように体内に存在している物質で、一般的な成人で約2.6g程度のフッ素が体内に存在していると言われています。 歯の主成分はハイドロキシアパタイトというもので、フッ素が働くと酸に対して安定した結晶を持つ「フルオロアパタイト」という物質を生成します。ハイドロキシアパタイトはむし歯菌の作り出す酸によって溶けることでむし歯になりますが、このフルオロアパタタイトが加わることで、酸に溶けにくくむし歯になりにくい歯へと変貌していきます。かいつまんでいうと、フッ素の作用でバリアを作るということです。
更に、歯垢中の細菌の代謝作用の抑制によりむし歯の原因である酸産生を抑制する作用もありますので、むし歯菌に対して二段構えの予防が可能になるということです。
フッ素は意外にも身近な所に存在しています。有名な所でいうと、歯磨き粉。「フッ素配合」という表記やCMは誰もがご覧になられたことがあるのではないでしょうか。その他にも食卓塩や水道水(人為的に入れています)、土地によっては井戸水にもフッ素は含まれています。ですからフッ素は気づかないうちに、ほぼ毎日摂取していると言っても過言ではありません。しかし、これらによって劇的にむし歯を予防できるかというとそうではりません。フッ素を効率よく歯に浸透させようと思うなら、歯科医院でのフッ素塗布が適切です。
初期のむし歯はエナメル質(歯の一番外側の部分)の表層より少し下側から始まり、歯の表面に白い斑点のような状態となります。実はその下ではむし歯がどんどん進行して歯の内部に空洞ができ、外圧によって表層部分穴があくことで皆さんが知る「むし歯の状態」になります。しかし、表層のエナメル質が残っている初期のむし歯のときは、唾液に含まれるフッ素により再石灰化が促進されます。再石灰化が進むと、初期の小さなむし歯は削ることなく修復します。
予防的観点から行うフッ素塗布の他に、初期虫歯の経過観察時に再石灰化を促す高濃度のフッ素を塗布することも、歯を削らない治療に役立ちます。
次回はフッ素によるリスク等をお話ししたいと思います。
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