こんにちは。衛生士のなつきです。
前回に引き続き今日は歯だけでなく、 お口の中のトラブルの対応についてお話ししていきたいと思います 。
◎魚の骨が刺さった
魚の骨は形態や大きさが種々雑多ですが、 普通は口腔の奥から咽頭、まれに食道の粘膜に刺入します。
刺入部に痛みを感じ、また飲み込んだ時に痛みを生じ、 すぐに刺入部を中心にした粘膜に感染が起こり、 炎症をともなってきます。
小さく細いものでは、刺入も浅く、 普通は米飯や泥状物の摂取で自然に取れます。
特に治療の必要はありません。
問題となる骨は、大きく太いもので、 特に鯛の骨には注意が必要です。
また、魚ではありませんが、鳥の骨も問題となります。
深く刺入し、食べ物などの摩擦ではなかなか除去されません。
放置すると感染が重篤化し、膿瘍を形成する場合もあります。
自宅で除去できないときは早めに医院を受診しましょう。
口腔から咽頭にかけて口を開けて見える範囲の部位に刺入している ものでは、歯科医院や耳鼻咽喉科医院で簡単に摘出てわきます。
摘出後、刺入部は消毒薬の塗布程度で問題なく治癒します。
すでに感染の生じているものでは数日間抗生物質の内服が必要とな ることもあります。
咽頭を越えて食道に刺入したものでは、 耳鼻咽喉科専門医での治療が必要となります。
食道の入り口直下の筋肉があり、 この部分で食道は緊張性収縮を繰り返しています。
食堂の異物のほとんどがこの部分に生じる理由です。
摘出は食道鏡を用いて部位を確認し、鉗子で摘出します。
麻酔は局所麻酔でも可能ですが、 さらに食道の深部に刺入しているものでは全身麻酔下での操作が必 要となります。
◎口の中が切れた
口の中は大きな筋肉の塊、舌があり、 これらの部分を粘膜と言って組織学的には皮膚と同じですが、 とても薄く軟らかい構造物でおおわれています。
食べる、話す、また硬い歯と補綴物の存在から、 口腔粘膜は傷がつきやすく、 すぐに切れて血が出やすいところです。
出血があった際は、先ず出血部位を探しましょう。
唾液と混じって大出血に見えますが、 洗口してからガーゼなどを用いて口の中をよく観察してください。
傷の大きさと深さ、出血の状態を確認することが重要です。
傷が深い、動脈性(拍動性)、異物の迷入、 粘膜と皮膚が貫通しているなどの場合は、手術・ 縫合と積極的な感染予防が必要となりますので、 口腔外科や歯科医院を受診してください。
お電話でのご予約はこちら
0120-648-071
またオンライン予約も可能です!
ホームページもご覧下さい!
#虎ノ門ヒルズトルナーレ歯科
#メタルフリー
#インプラント
#インビザライン
#マウスピース矯正