こんにちは!看護師のみくです。
今回も引き続き動脈硬化についてお話ししたいと思います。
動脈硬化は血管の生命を脅かしたり日常生活に支障を及ぼしたりす る怖い病気ですが、動脈硬化が恐れられる理由はもう一点あります 。
それは 、「動脈硬化は自覚症状に現れずに進行する 」という点です。
心筋梗塞の発作の前に、 その前触れといえる狭心症の発作が現れる方は 、必ずしも多くありません 。
また、脳梗塞の前に一過性脳虚血発作になる方も少数です。
つまり動脈硬化という病気は 、ある日突然 、発作的に症状が現れ、その発作が'命取り' になる確率が非常に高いのです。
その理由は比較的最近わかってきたことですが 、ある程度まで大きくなった血管壁のプラ ー クは 、なにかの拍子に急に破裂して 、そこに血の塊( 血栓 )ができ血管の内部を塞いでしまうため 、と考えられています。
動脈硬化は血管の老化現象ですから、 年齢とともに少しずつ進行することは仕方ありませ ん 。
しかし、同じ年齢でも血管年齢は人それぞれで、 実際の年齢よりも速く動脈硬化が進行している人がいます 。
その違いは 、下記のような動脈硬化の進行を速める要素「危険因子」 の数と程度によりま す 。
■ 性別( 女性より男性 )
女性ホルモンには動脈硬化の進行を抑える働きもあります 。ですからその分泌が少ない男性は 、女性よりも若い時期から動脈硬化の危険が高くなります 。女性も閉経後は、動脈硬化の進行スピードが速まります。
■家族歴(動脈硬化が進みやすい体質の遺伝)
家族歴とは、診察を受ける方のご家族の病歴のことです。 動脈硬化が進みやすい体質は遺伝するものなので 、血縁者に動脈硬化性の病気( 狭 心 症 、心筋梗塞、脳梗塞など)を患ったことのある方がおられる場合 、それらの病気に罹りやすいといえます 。
■喫煙
たばこは血管を傷めつけて動脈硬化の進行を促
すばかりでなく、血液の酸素運搬能力を低下させ、 心筋梗塞や脳梗塞の発作を起こしやすくします。
■脂質異常症(高脂血症)
脂質異常症( 高脂血症 )は 、血液中の脂肪( コレステロールや中性脂肪 )の量が多すぎる状態です 。その多すぎる脂肪が血 管の壁に溜まってプラークを作り、虚血を起こしやすくします。
■高血圧
血圧が高いということは、 血管の壁に強い圧力がかかっているということですから 、やはり血管が傷めつけられます 。
ときには血管を破裂させて 、脳出血などを引き起こす原因ともなります 。
また 、動脈硬化が進み血管が細くなると 、ますます血圧が高くなります 。
■糖尿病 糖尿病は、血液中のブドウ糖の量が多すぎる状態 です。多すぎるブドウ糖が血管壁を傷つけるほか、 糖尿病では中性脂肪が高くなったりして 、それもまた動脈硬化を促すように働きます 。
■ メ タ ボ リ ッ ク シ ン ド ロ ー ム( 内 臓 脂 肪 症 候 群 )
メタボリックシンドロ ー ム は 、おなかの中に脂肪が溜まった状 態「 内 臓 脂 肪 型 肥 満 」によって 、上に挙げたような生活習慣病(予備群を含む)が複数重なって 引き起こされている状態です。それぞれの病気を個別 に み る なら軽症なのですが 、危険因子の数が多く 、しかも内臓脂肪から血管を傷めつける物質が分泌されるので 、動脈硬化の進行が速くなります 。
●動脈硬化の進行を抑えるには
◎禁煙
たばこを吸うと 、せっかくほかの危険因子を取り除いても、 その効果を帳消しにしてしまいます 。
◎生活習慣病の治療
脂質異常症や高血圧、糖尿病などの人は、 それをしっかり治療し続けることが大切です 。これらの病気は生活習慣病と呼ばれることからも わ かるように 、その発病や悪化に、生活習慣が密接に関係してい ます。具体的には、食べすぎや飲みすぎ、運動不足などです 。逆にいうと 、そういった生活習慣を見直し 、しっかり改めれば、それだけでも病状がだいぶ改善します 。
◎体 重 管 理
とくに内臓脂肪の減少
体重のコントロールは、動脈硬化の予防に大変 重要です。なぜなら太りすぎは、先に挙げたすべ ての生活習慣病の発病や悪化を招くからです。 反対に太りすぎでこれらの生活習慣病になっている人が減量する と必ず病状が改善します。
とくに、おなかがぽっこり出ている内臓脂肪型肥満と呼ばれる 体型の人は 、ウエストサイズを基準にしてダイ エ ットしてください 。
ウエストサイズが数センチ減り 、体重が数キロ減っただけで、 多くの検査値が驚くほど改善する事があります 。
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