こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回も前回に引き続きインプラントについてお話していこうと思い ます。
インプラントの局所的リスクファクター
歯周病や虫歯
インプラント治療の際、 周囲の歯に虫歯や歯周病の症状がみられる場合、 細菌感染による炎症が顎の骨に広がって骨結合の妨げとなるほか、 インプラント周囲炎を引き起こす恐れがあります。
そのため、インプラント治療を開始する前に、 残存歯の虫歯や歯周病の治療をしっかり行って、 可能な限り危険因子を取り除いておくことが大切です。
パラファンクション
パラファンクションは、 通常の機能とは無関係な口の動作のことで、片噛みや舌癖などの「 口腔悪習癖」のほか、グラインディング(歯の擦り合わせ) やクレンチング(噛みしめ)のような「ブラキシズム」 があります。
パラファンクションが頻繁に行われると、 埋入したインプラントの骨結合に対するリスクとなるため、 就寝中にナイトガードを装着するなどして、 パラファンクションを防ぐ必要があります。
噛み合わせ
埋入後のインプラントに人工歯(上部構造)を装着した際、 噛み合わせが悪いとインプラントに無理な力が加わって、 骨結合の妨げとなるほか、 人工歯の破損につながる恐れがあります。
噛み合わせは、姿勢や寝方、 パラファンクションの影響を受けて変わることから、 人工歯の装着時だけでなく、 術後の定期検診によってきちんと確認することが大切です。
骨量や骨質
インプラントの埋入に必要な骨量を満足していない場合や、 骨質が悪い場合にインプラント治療を行うと、 初期固定がうまくいかないほか、 骨結合が正常に行われない可能性があります。
骨量や骨質については、 歯科用のCTスキャンやレントゲンで撮影した画像をもとに診断で きるため、治療前の検査で見逃さないことが重要です。
スマイルラインなどの顔貌の特徴
前歯にインプラントを埋入する場合、 見た目に大きな影響を与えることから、十分な検討が必要です。 その中でも、特にスマイルラインとリップサポートについては、 慎重に確認する必要があります。
笑った時、スマイルラインという上唇の位置が高いと、 歯肉の露出が大きいほか、 唇を後ろから支えるリップサポートが得られない場合、 見た目が悪くなるため、 審美的理由からリスクが高いと判断されます。
インプラントは安全性が高い治療法ですが、もしも、 患者さん側にリスクファクター(危険因子)がある場合、 治療のリスクが高くなることから、 事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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