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インプラントについて!その6 明るく元気にインビザ中!衛生士かほの衛生士日記

こんにちは!
歯科衛生士の桜山です。
今回も前回に引き続きインプラントについてお話していこうと思います。
インプラントの全身的リスクファクター
喫煙
タバコを吸うことにより体内が酸素不足に陥るため、結果的にインプラントの骨結合に対するリスクが高くなってしまいます。
タバコに含まれるニコチンの影響で血管の収縮が起こると、血流が悪くなって、血液が全身に行き渡りにくくなります。さらに、タバコから発生する一酸化炭素はヘモグロビンと結びつきやすいため、喫煙によってヘモグロビンと酸素の結合が邪魔されると、血液によって運搬される酸素の量が減少してしまうのです。
インプラント治療を受ける場合は、喫煙によるリスクをしっかりと理解しておく必要があります。
糖尿病
インプラント治療を受ける際はあらかじめ内科医に相談し、血糖値のコントロールを行う必要があります。
糖尿病はストレスによって症状が悪化することから、手術中の低血糖や高血糖には注意しなければなりません。また、高血糖やインスリン不足の状態が続くと、骨を作る骨芽細胞の働きの低下や数の減少するため、骨代謝が低下し、インプラントの骨結合が阻害されてしまいます。
インプラント治療が可能かどうかは、HbA1cの値が基準値未満かどうかで判断されます。
高血圧症
動脈硬化と深いつながりがある高血圧症は、手術に対する代表的なリスクファクターです。
降圧剤の服用によって血圧が安定している状態でも、手術のストレスによって血圧が上がることで、手術中の出血が止まらなくなったり、術後に出血が起こる恐れがあります。さらに、血圧の上昇はさまざまな合併症のひきがねとなることから、生体情報モニターの監視下での治療が必要です。
インプラント治療中の血圧の上昇を防ぐ方法には、局所麻酔と静脈内鎮静法の併用があります。
貧血
日頃、貧血の自覚症状がないという方でも、貧血によりインプラント治療ができない場合があります。
貧血になると、細胞内の酸素が欠乏した状態になることから、骨結合のほかに、治療部分の治癒が妨げられてしまいます。また、免疫力が低下してしまうと、術後の細菌感染のリスクが高まるため、インプラント周囲炎が起こりやすくなります。
骨粗鬆症
骨粗しょう症の場合は骨強度が低下するため、骨結合に対するリスクが大きくなります。
骨が弱いとインプラントを支えられないだけでなく、初期固定や骨結合の妨げとなる可能性が高くなります。さらに、骨粗しょう症治療に用いられるビスフォスフォネート系薬剤を服用している場合、インプラント埋入は禁忌とされていることから、必ず歯科医師に伝える必要があります。
そのほかに、ステロイド薬の服用や抗血栓療法も、注意が必要なインプラントのリスクファクターです。
インプラントは安全性が高い治療法ですが、もしも、患者さん側にリスクファクター(危険因子)がある場合、治療のリスクが高くなることから、事前にしっかりと確認しておく必要があります。
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