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セルフケアとプロケアの違いとは?? ベテランうっちーのお口のお悩みにお答えします!

こんにちは!衛生士の内山です!
今回は予防歯科の中で歯科医院で行うプロケアとご自身でのセルフケアとの違いをご説明したいと思います!
まず、予防歯科を怠るとどうなるのか?
歯周病を例に挙げてみますね。
日本人の約8割が歯周病と言われ、歯を失う原因第一位とされている病気です。また、単に歯を失うだけにとどまらず、他の病気(心疾患、脳血管疾患、糖尿病、早産など)へ影響を及ぼすことも分かっています。
そんな恐ろしいリスクのある歯周病ですが、適切なセルフケアで予防・治療できる病気でもあります。食後はしっかり歯ブラシをする、フロスを使うといったケアが大切です。
「それならば歯医者に行かなくても、セルフケアを頑張ればいいのでは?」と思う方もいるかと思います。
しかしセルフケアだけでは不十分なのです。その理由と、プロケアがもたらす効果について見てみたいと思います。
◎セルフケアでは歯周病菌を取り除けない
自分ではしっかりと磨いているつもりでも、磨き方が雑だったり、歯の重なった細かい部分などを上手に磨けていないと歯垢(プラーク)が残ります。歯垢はやがて歯ブラシでは除去できない歯石になります。歯石は細菌の温床となっていて、除去しない限り歯周病を進行させる毒素を出し続けます。
細菌は酸素が苦手で、酸素の少ない歯周ポケットの奥深くに潜みます。極細毛の歯ブラシでも歯周ポケットの奥深くまでは到達できないため、歯ブラシで歯周病菌を完全に除去することはできません。そのため、特に不調を感じなかったとしても歯医者で行なう予防歯科が必要となるわけです。
歯を高い確率で守れるプロケア(定期検診)
日本人で80歳になって残っている歯の平均本数は12本です。予防歯科の先進国スウェーデンでは平均20本。歯科医療費が日本の10倍にも上るアメリカでは平均17本と言われています。
この違いを生む理由は何かというと、定期検診の受診率にあります。国を挙げて予防歯科に力を入れているスウェーデンでは、定期検診受診率は全国民の80%を超えているのに対し、日本では10%未満なのです。
定期検診を受診している方は、圧倒的に残存歯数が多いです。やはり、不調がある時にだけ受診しても、ブラッシング指導を受けてもダメなのです。
大掛かりな治療で苦しまないためにも、歯を失わないためにも「自分は大丈夫」とは思わずに、不調を感じなくても定期検診の受診をおすすめします。
◎予防歯科の実践!
まずはセルフケアとプロケアを上手に使うことです。
予防歯科はセルフケアだけでは不十分ですし、定期検診の受診だけで成り立つものではありません。ご自身の状態を知って、適切なセルフケアを行う。そして、セルフケアでは出来ない歯石の除去や、歯の変化を定期的にチェックすることで、健康な歯を保っていきましょう。
セルフケアの歯磨きの目的は歯垢を取り除くことです。磨き残しがないように、時間をかけて丁寧に磨くよう心がけましょう。
歯ブラシのほかに、デンタルフロスや歯間ブラシといった歯間清掃用具も効果的です。歯ブラシとフロスの併用で、歯垢の除去率は30%アップします。
「歯医者さん」というと、治療が前提のようでどこか違和感を覚えます。たしかに私たち歯医者は、痛みや不調といった「悩み」を解決するための治療を行います。
治療して当たり前ではなく、治療しなくてもいい状態を保ち続けられることが最善策なのではないでしょうか。
医院やクリニックというよりも、ある意味「健康と美しさを保つための場所」「日常に溶け込んだ当たり前の場所」といったイメージで気楽に通ってもらいたいと考えています。
セルフケアとプロケア双方からの予防歯科で、みなさんの大切な歯の健康を守りましょう!
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