こんにちは!
看護師のみくです。
今回はインフルエンザについてお話ししたいと思います。
●インフルエンザとは、 インフルエンザウイルスに感染して起こる感染症です。
インフルエンザウイルスは、A型、B型、C型、 D型の4種類に分けられます。
主にヒトに流行を起こすのは、A型とB型のウイルスです。
A型はヒト以外にも、ブタ、ウマなどの哺乳類やカモ、 ニワトリなどの鳥類に感染します。
一方、B型とC型は主にヒトへのみ、 D型は家畜へのみ感染します。
A型インフルエンザウイルスの大きさは80?120nm( 1nmは1mmの100万分の1)で、 ウイルス表面からタンパク質がスパイクのように突き出ています。
A型インフルエンザウイルスは、 ウイルス表面から突き出たタンパク質のうち、 重要なタンパク質であるヘマグルチニン(H1? H16の16種類)と、ノイラミニダーゼ(N1?N9の9種類) の組み合わせによって、144通りの亜型に分類されます。
これらの亜型はすべて、カモなどの水禽(すいきん) から見つかっています。
さらに、ヘマグルチニンH17、 H18やノイラミニダーゼN10、 N11がコウモリから見つかっています。例えば、 ヘマグルチニンがH1で、ノイラミニダーゼがN1であれば、A( H1N1)亜型というように呼ばれます。
亜型ごとに感染後に体内の免疫反応を引き起こす抗原としての性質 (抗原性)が異なるため、 以前に同じ亜型のインフルエンザにかかったことがあっても、 その年に流行している亜型に合致する免疫を持っていないとインフ ルエンザにかかります。
A型・B型インフルエンザの流行には季節性があり、 国内では例年12月?3月に流行し、 短期間で多くの人に感染が拡がります。 例年の季節性インフルエンザの感染者数は国内で推定約1, 000万人とされます。
●インフルエンザの症状
インフルエンザでは、 咳やのどの痛みなどの呼吸器の症状だけでなく、高熱、 全身のだるさ(倦怠感)、食欲不振などの全身症状が強く、 しばしば、頭痛や関節痛・ 筋肉痛など呼吸器以外の症状を伴います。
合併症として、気管支炎、肺炎、中耳炎などがみられます。 重大な合併症には急性脳症(インフルエンザ脳症) や重症肺炎があります。
もし、インフルエンザが疑われる症状に気づいたら、 できるだけ早く医療機関で診察を受けましょう。
●インフルエンザとかぜの違い
インフルエンザとかぜ(普通感冒)はどう違うのでしょう。
一般的に、 かぜはさまざまなウイルスなどによって起こる病気です。 その症状はのどの痛み、鼻汁、くしゃみ、咳などが中心で、 強い全身症状はあまりみられません。
発熱もインフルエンザほど高熱とならず、 重症化することはあまりありません。
一方、 インフルエンザはインフルエンザウイルスに感染することで起こる 病気です。
症状として、普通のかぜのようなのどの痛み、鼻汁、 咳などの症状もみられますが、38℃以上の高熱、頭痛、関節痛・ 筋肉痛、全身のだるさ(倦怠感) などが比較的急速に同時に現れる特徴があります。
また、小児ではまれに急性脳症を、 高齢者や免疫力の低下している人では肺炎を伴うなど、 重症になることがあります。
次回に続きます。
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