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言葉について! なぜか歯科医院にいる?!看護師みくの歯科ブログ

こんにちは!看護師のみくです!
今回は言葉についてお話ししたいと思います。
 
通常、発声時には、軟口蓋が口蓋帆挙筋により挙上し、咽頭後壁につくことで鼻腔を遮断し口から声を出します。
口蓋裂では、発声時に軟口蓋が咽頭後壁につくことができず、鼻から空気漏れが起こるために、発音しにくい言葉が出て来ます。
「か行」や「ぱ行」などの口の中で空気をはじくような発音が空気漏れしてしまうために出来ないのです。
例えば「ママ」は言えますが「パパ」や「ブーブ」などは「アア」や「ウーウ」となって上手く言えません。放置すれば発達の過程で無理にのどの奥で絞り出すような不自然な摩擦音で発音を代用しようとする癖(口蓋裂言語)が身についてしまい、その後の言語訓練が必要になります。
 したがって、手術では、1.軟口蓋を咽頭後壁につくために十分長く作る 2.機能的に口蓋帆挙筋を再建することが重要です。口蓋裂手術として行っているFurlow法は、上記を満たす数少ない方法です。
顎発育(上顎の成長):
 顎発育障害は、口蓋裂手術の方法が主な原因であると言われています。
手術で口腔内の天井(上あご)に骨や粘膜下組織が露出していることがあります。
このような範囲が広ければ広いほど顎発育は抑制されます。
 滲出性中耳炎:
 通常は、耳管(鼻腔と中耳を連絡している管)に付着している口蓋帆張筋が収縮し耳管を開口させることによって、鼻腔内からの滲出物を排出しています。
口蓋裂の場合、口蓋帆張筋の腱膜が左右に分断されていて、耳管の開口ができないため、滲出物は鼻腔から中耳へと進んでいきます。
その滲出物が貯まった状態が滲出性中耳炎です。
放置すれば難聴の原因となりますので、耳の中が見やすくなる生後半年位までには耳鼻科にかかって診察・必要に応じて鼓膜切開や鼓膜にチューブを入れる手術を行います。
 ?唇顎口蓋裂の治療:顎裂部骨移植術
 歯ぐきは将来きれいに永久歯が並ぶための土台として重要な場所です。治療は、この歯ぐきの割れ目(顎裂部)に自分の骨(腸骨の海綿骨)を移植します(顎裂部骨移植術)。
現在では歯科矯正治療も保険適応され、顎裂部骨移植術と歯科矯正治療の組み合わせは、口唇口蓋裂治療の重要な位置を占めています。
いつまでも健康でいるためには、歯は重要な要素のひとつです。
咬み合わせについて
1:乳歯列期
乳歯が生えそろった後、3~5歳ですでに咬み合わせに問題があ る場合は、歯並びの検査を行い、治療計画を立てます。
場合によっては、この時期から上あごの幅を広げたり、上あごの前方への 成長を促すような矯正を始めることもあります。
2:混合歯列期
乳歯から永久歯への生え代わりがおこる時期を混合歯列期と言います。
この時期には、歯ぐきの部分の裂に対し自分の骨を移植する手術、顎裂骨移植を行います。
6歳から10歳ごろが手術時期 です。
骨移植をすることによって、歯ぐきが連続しかみ合わせの 位置が安定します。
またのちに行う矯正治療によって、歯をこの 部分に移動することができるようになります。そのため、この時期には虫歯を作らないことが重要です。
特に口の中の一番奥に最 初に生えてくる永久歯は、かみ合わせにとても大事ですから虫歯 には気をつけて、歯磨きをしてあげてください。
3:顎裂部骨移植術
歯並びを良くするためや、歯科矯正後に歯並びが安定するように、割れている上あごの部分に骨を移植することがあります。
お子さん自身の腰の骨をとって移植します。
本格的な歯科矯正を始 める前(7~10歳)に行います。
4:永久歯列期
本格的なかみ合わせの治療は、永久歯が生えそろう頃(12~14 歳)から始めます。
ブラケットとよばれる矯正装置をつけて行い ます。
1~2ヶ月に1回程度の通院が必要となりますが、これによってきれいなかみ合わせが得られるようになります。
矯正治療をしていても受け口の状態になる場合もありますが、この時は顎矯正手術を行い良好なかみ合わせとなるようにします。
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