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歯科と骨粗鬆症の関係について! ベテランせりなのお口のお悩みお答えします!

みなさんこんにちは!
前回は歯科と糖尿病についてお話ししました!
今回は歯科と骨粗鬆症の関係についてお話しします。
現在の日本における推定患者数が1000万人(女性800万人、男性200万人)とも言われる骨粗鬆症ですが、そのうち8割の方は自覚がないそうです。
 骨粗鬆症は骨の形成と吸収のバランスが崩れて骨強度が減少する疾患で、特に「エストロゲン」というホルモンの急激な減少がおこる閉経期の50歳以降の女性に多く、75歳以上になると半数くらいが骨粗鬆症になるとのことです。
 骨粗鬆症になると転倒したときに骨折しやすくなり、ひとたび大腿骨を骨折してしまえば車いす生活や寝たきりになってしまう可能性があるというポピュラーですが危険な病気です。
この骨粗鬆症が全身の骨と同様に、歯を支える顎の骨にも危険因子となっていることが最近わかってきました。つまり歯がぐらぐらになったり抜けやすくなるのです。
特に女性のカルシウム不足は1.5倍の歯周病リスクがあるそうですので要注意です。
また逆に、高齢者の歯周病を治療すると骨粗鬆症の状態が改善したという例も見られるようになりました。歯周病の改善によってカルシウム不足が補われるのではないか?と言われています。
ですが、両者の関連性についてはまだ明らかではなく、現在も研究が進められています。
骨粗鬆症と歯についてはもう一つの重大な問題があります。
それは骨粗鬆症の治療薬についてです。
骨粗鬆症には「ビスフォスフォネート系薬剤」という薬剤が使われることがとても多いのですが、長期間投与を受けながら抜歯やインプラントの治療を行った場合、顎骨壊死(がっこつえし)=顎の骨が腐っていってしまう病気 が発症する可能性があるということが2008年厚生労働省から各歯科医師会に通達として回っています。
この顎骨壊死の確率は0.3%程度と低く、薬の服用を中止しにくい場合もありますので、抜歯やインプラントの手術の際にはよく担当医と相談されることが大切でしょう。
よく処方されるお薬は、ダイドロネル、フォサマック、ボナロン、アクトネル、ベネットが代表的な薬の名前です。
抜歯などの骨が露出する処置が必要となる場合には、処方医との相談の上、休薬が可能であれば、少なくとも3ヵ月の休薬を行った上で処置をすることが望ましいとされています。
休薬期間には、処置後の感染を極力抑えるために、口腔内の保清が必要で、ブラッシングが良好に行われるよう指導を行います。
ビスホスフォネート製剤を飲んでいる方で、歯科治療を希望される場合には、事前に主治医の先生と相談の上、紹介状を書いていただくことをお勧めします。
もしわからないことがあればスタッフに聞いていただくか、お薬手帳をお持ちください。
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