こんにちは!
歯科助手の久世です。
マスクをしながら外出しないといけない状況が続いていますね。そんな時に大事な水分補給のお話です。
水分補給にスポーツドリンクを選ばれる方も多くいるようですね。なぜならスポーツドリンクは体内から失われた水分の他にミネラルやエネルギーを効率よく補給できるからです。
スポーツドリンクは歯には天敵?!
そんなスポーツドリンクも歯からすると実はやっかいな存在なのです。仮にスポーツドリンクを口に含んだままにすると歯は5?10分程度で表面にぼこぼこと模様が浮き出てどんどん溶けていき、最後は少し触っただけでもボロボロと形が崩れるくらいのスカスカな状態になってしまいます。その理由として、スポーツドリンクのpH値が関係しています。
(pH値とは、その液体が酸性なのか、アルカリ性なのかを表す数値のことです。 数値は普通1から14までの値となり、7が真ん中で「中性」といいます。 pHが7より小さいと「酸性」、7より大きいと「アルカリ性」となります。)
市販のスポーツドリンクはpH3.5前後のものが多く、これは歯が溶け始めるpH5.5よりも強い酸性を示しています。特に乳歯や成熟前の歯は大人の歯に比べるとより簡単に溶けてしまいます。また、人に栄養補給をもたらしてくれるスポーツドリンクは口の中の細菌たちにも糖分の補給をしてしまい虫歯のリスクもあげてしまうのです。
おやすみの前は特に☆
ではスポーツドリンクは飲まない方がいいのかというとそうではありません。スポーツ時やその後の栄養補給、脱水症状時には水道水より効率よくミネラルと水分を補給できます。効果とデメリットを知った上で補給しましょうね。大量の汗をかいてミネラルが失われるような場合のみに飲むようにして、常に飲むものであれば水や麦茶を選択するのが良いですよ。特に就寝前のスポーツドリンクはやめたほうがいいでしょう。
また運動中も汗をかくことにより体内の水分量が減り唾液の分泌も少なくなるので飲み物の影響を受けやすいです。口の中に長時間スポーツドリンクが残らないように最後に水を一口飲んだり、ゆすいだりしましょう。またマウスピースを使用しながらスポーツドリンクを飲むのも気をつけましょう。もしマウスピースと歯の隙間にドリンクが入ったままにしてしまうと冒頭で述べたことと同じ状況になってしまうからです。
何度も言いますがスポーツドリンクを否定をしているわけではありません。しかし熱中症には「スポーツドリンクが有効」といったキーワードだけが独り歩きしてることも見かけます。その有効性と為害性を正しく知り熱中症対策をしましょう。
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