こんにちは、歯科衛生士の三九二です。
本日は唾液の働きについてお話したいと思います!
唾液はとっても身近なものですが、実は、食べ物をなめらかにして飲み込む機能や、発音に関わる機能をサポートしたり、歯や粘膜などに起こるトラブルを防御していたり、沢山の働きをしています!
そんな唾液の役割、働きを6つに大きくわけてお話させて頂きます!
?洗浄作用
食べかすを喉の奥へ洗い流す、洗口液の役割を行って初期の頃の虫歯を防いでくれます。
?緩衝作用
食べ物を食べた後、口の中は酸性に傾きますが、唾液はこの状態を改善し中和してくれます。
?再石灰化作用
カルシウムやミネラルが、溶けだした歯を再石灰化することによって補修してくれます。
?潤滑作用
有機質の成分に含まれる、糖タンパク質(ムチン)によって、お口の中の粘膜の滑りを良くし、咀嚼や嚥下を行いやすくします。
?抗菌作用
虫歯や歯周病などの、口の中の細菌の感染や、体の中に病原菌が入ってくるのを防いでくれます。
?消化作用
唾液中のアミラーゼという酵素が、お米やパンなどの炭水化物を消化してくれます。
以上のように、唾液には体にとって、とても大切な作用が沢山あります。
唾液が少なくなると口の中のトラブルに加えて、全身に多くの弊害をもたらす事になります。
唾液が少なくなってしまう原因としては、ストレスや、加齢などが考えられます。
そして、唾液の少ない方におすすめなのが、唾液腺マッサージです!
唾液線とは、?耳下腺?顎下腺?舌下腺と3つあり、それぞれ唾液を作っています。
それぞれの場所と、マッサージの方法をご紹介します。
? 耳下腺マッサージは、親指以外の4指を耳の前におき、上の奥歯あたりを後ろから前へ向かって、10回ゆっくりと回します。
? 顎下腺マッサージは親指を顎下の骨の内側の柔らかい部分に当て、耳の下から顎の下まで5か所ほどを、1か所につき5回ずつ押します。
? 舌下腺マッサージは両手の親指を揃え、顎の真下から舌を押し上げるようにグーッと10回押します。
お口の乾燥が気になる方は唾液腺マッサージをして健康なお口を保ちましょう。
また、文章だけでは分かりづらいと思うので・・・ぜひクリーニングの際などに、当院の歯科衛生士にお聞きください★
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