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部分的な詰め物とかぶせものの違い 歯のことならなんでも聞いて!衛生士ゆかりの歯科ブログ

こんにちは(^-^)
歯科衛生士の井坂です!

前回は歯の着色や黄ばみなどの落とし方についてご説明させていただきました。皆さんのお悩みは解決できたでしょうか?
今回はお話を変えて、インレーとクラウンについてご説明させていただきます!

インレーとクラウンという言葉を聞いた事はありますか?これは、歯を治す時に使われる補綴物の形態のことで、インレーは部分的な詰め物、クラウンは歯全体を覆う被せ物のことを言います。

【補綴物が必要な時】
まず、虫歯の治療の際には虫歯の部分を全て削る必要があります。虫歯は少しでも残ってしまうとそこからまたどんどん広がっていってしまいますので、全て取り除く必要があるのです。
虫歯は細菌感染であり、歯を溶かす性質があるため歯が溶けてしまうともう元には戻りません。
そのため溶けたり欠けたりした歯や、虫歯を削った後の歯にはどうしてもなにかを詰めないといけません。ここで用いられるのが補綴物のインレーもしくはクラウンです。
これは、歯を治す範囲によってどちらを使用するか変わります。
また、虫歯を削った時に歯質の残りが2割程度でも、強度の面を考え歯科医師の判断で歯全体を覆うクラウンをお勧めする場合もあります。

【インレーについて】
インレーは部分的な詰め物で、削る歯質の量が少なくて済むので、ご自身の歯をなるべく残したい方にお勧めです。
しかしデメリットがいくつかあります。
まず強度がクラウンに比べて劣ること。これは使う素材にもよりますが、最低限しか歯を削らない為にインレーに十分な厚みが出せず、噛み合わせ部分に当たってしまうと破損する可能性があります。また、経年劣化により複雑な境目の部分に隙間ができやすく、そこから再び虫歯になってしまうリスクがあります。

【クラウンについて】
クラウンは歯全体を覆う被せ物なので、歯質を大きく削る必要があります。これがデメリットにはなりますが、その分強度が高く、表面全体が修復物になる為つるつるで滑沢になり虫歯になりにくいというメリットがあります。

【素材について】
ここまで補綴物の形態についてご説明させていただきましたが、次に素材についてご説明させていただきます。
セラミックという言葉は聞いたことあると思いますが、なぜセラミックが良いのかをご説明します!
まずは見た目です。ご自身の歯の色に合わせて作製でき、歯独特のグラデーション等もつけられる為とても自然な仕上がりです。
また、型取りの方法が保険の材質とは違います。保険診療ではアルジネートと呼ばれる粉に、お水を混ぜて練って使用するもので、乾燥に弱く、変形しやすくなってしまいます。これに比べ、セラミックの型取りはiTeroと呼ばれる口腔内スキャナでスキャンをし、PC上にデジタル化されたデータから補綴物を作製する為、変形の心配がなく、より適合の良い物をお作りすることが可能です。

インレーとクラウンについて、少しお分かり頂けたでしょうか?ご自身の治療では何が1番適しているのか、お悩みでしたら是非一度担当の歯科医師や衛生士にご相談下さい★

ご来院お待ちしております!

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