こんにちは(^-^)
歯科衛生士の井坂です!
前回までセルフケアについて様々な方法やコツをお伝えしてきました。皆様も、ご自身のセルフケアを見直す良い機会になったのではないでしょうか?また、メンテナンスでご来院され、担当させていただいた患者様には、一人一人に合ったセルフケアのアドバイスもさせていただいております!お悩みのある方、勇気を出して是非一度ご来院下さい★
今回はガラッと話題を変えて、虫歯の進行とお痛みについてお話させていただきます!
そもそもなんで虫歯は起こるのか?なぜ痛みが生じるのか?ご存じない方も多くいらっしゃると思います。
【なぜ虫歯は起こるのか?】
お口の中には常在菌といって、様々な種類の菌が数多く住んでいます。その中に虫歯や歯周病の病原菌も含まれています。虫歯菌として有名なのがミュータンス菌です。
このミュータンス菌は食べ物や飲み物に含まれる糖分を栄養に増殖し、ネバネバ物質を出して歯に協力に付着していきます。これはプラークと呼ばれる汚れで、プラークの中では酸が作られます。
歯の表面のエナメル質は酸によって徐々に溶けてしまいます。これが虫歯の始まりです。
【虫歯の進行とお痛み】
歯の構造は外側からエナメル質、象牙質、歯髄となっており、エナメル質の虫歯では痛みはありません。
虫歯が進行すると象牙質に達します。この時点でもまだ痛みはほとんどありませんが、象牙質はエナメル質よりも柔らかく、虫歯の進行が早くなります。また、エナメル質での虫歯が小さくても象牙質で広がっていることが多くあります。そのまま進行し、歯髄まで達してしまうと痛みが生じます。歯髄には歯の神経や血管があり、その中にミュータンス菌などの細菌が侵入すると、免疫細胞との戦いになります。この状態になると、細菌に負けないように歯髄の先からどんどん栄養となる血液が送られます。しかし、歯髄の先はとても細く、栄養不足になり、歯髄が死んでしまいます。ここまでになると一旦痛みはおさまります。
しかし進行は止まっていません。そのまま虫歯が進行を続けると、歯髄の先から歯の外に出て骨内に拡大し、膿がたまって内圧が高まり、再びズキズキとした痛みを生じます。さらに内圧が高まると、膿は骨と歯肉を突き破り、口腔内へと排出されます。これにより圧が解放され、また痛みはなくなります。
虫歯による痛みを経験したことがある方は分かるかと思いますが、とても痛いですよね。今回ご説明したように、お痛みが出てしまう状態は虫歯がかなり進行した状態です。お痛みが出てくる前に虫歯を発見し、早期治療をすれば治療も簡単に終わります。
前回までのお話と繋がりますが、虫歯にならないためにもまずはセルフケアをしっかりと行い、虫歯を予防していただくと共に、定期的にメンテナンスでご来院していただくことで、虫歯の早期発見にもなりますので是非ご来院下さい★
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