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舌苔は絶対とりたい! 歯のことならなんでも聞いて!衛生士ゆかりの歯科ブログ

こんにちは(^-^)
歯科衛生士の井坂です!

皆様いかがお過ごしでしょうか?
少し暖かくなってきましたね。この時期の紫外線も侮れないようなので私は日焼け止めを塗って通勤しています(o^^o)

さて、前回はインレーとクラウンについてお話をさせていただきました。今回は「舌苔」についてお話をさせていただきます!

舌苔という言葉は聞いたことがあるでしょうか?まずは舌苔とは何なのか、ご説明致します!

【舌苔とは】
舌苔と呼ばれるものは、舌の表面にある凹凸(舌乳頭)に付着したコケのようなものです。舌の表面が白く見えることが舌苔の特徴です。
これは舌乳頭の間に付着した様々な細菌や古くなった口腔内の粘膜、食べ物のカスなど汚れの集合体です。タンパク質を多く含んでいます。
舌の真ん中に薄く付着している程度であればそれほど問題はありません。ですが、厚くなってきた場合などは適切なケアが必要です。

【舌苔の原因】
舌苔は汚れの集合体である為、皆様に付着している可能性がありますが、汚れを洗い流す役割を持つ唾液の分泌量が少なかったり、口の中が乾いていたりすると舌苔ができやすくなります。
では、どんな方が唾液の分泌量が少ないと言われているのでしょうか?
まずはご高齢の方ですが、歳とともに徐々に口腔機能が低下してしまう為に口の中が乾燥しやすくなると言われています。また、タバコを多量に吸う方、口呼吸の方、食事の際に噛む回数か少ない方、ストレスを感じている方も唾液の分泌量が少なくなり、口の中が乾きやすくなると言われています。

【舌苔が引き起こすトラブル】
・口臭
舌苔に多く含まれるタンパク質を、口の中にある嫌気性細菌が分解する時に異臭を発生させます。
・味を感じにくい
舌には味蕾と呼ばれる味を感じる部分があります。味蕾の大部分は舌乳頭にあり、ここが舌苔に厚く覆われてしまうことで、味の刺激が味蕾細胞まで届きにくくなり、味を感じにくくなってしまいます。
味が感じにくくなると必要以上に味を濃くして塩分を取りすぎてしまったり、食事がおいしく感じない為、食事量が減少してしまうことがあり、健康に影響を与えてしまいます。
・誤嚥性肺炎のリスクが高まる
舌苔が厚くなると誤嚥性肺炎を引き起こす細菌も口の中に増え、誤嚥をした時に一緒に細菌が気管や肺に入ってしまうリスクが高まります。

【舌のケア方法】
舌のケア用に舌ブラシというブラシがあります。舌ブラシか、なければ歯ブラシで構わないので用意します。まずは鏡で舌苔の付着している部分を確かめましょう。主に舌の奥の方に付着していることが多くみられます。
舌の1番奥にブラシを当て、手前に軽く引いてきます。ブラシを水道水で洗いながらこれを繰り返します。このときあまりゴシゴシ強い力で磨いてしまうと舌の粘膜や味蕾細胞を傷つけてしまう可能性があるので注意して下さい。
また、舌苔を完全に取り切ってしまおうと考える必要はありません。舌苔の中に空気が入るだけで口臭の原因菌の繁殖を抑えることができます。
1日に1回、できれば起床時にこの方法でケアしていただくことをおすすめします!

舌や口腔のケアをしてもトラブルが改善しなくてお困りの方がいらっしゃいましたらお気軽にご連絡下さい。

ご来院お待ちしております。

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