長生きするということは、それだけ食事をしなければならないということです。
しっかり噛まずに飲み込む食生活では、胃をはじめとする内臓にも大きな負担がかかります。
栄養の入り口である歯の健康を守って、寿命を伸ばすことは可能でしょうか。
毎日の歯磨き習慣がおろそかになると、じわじわと汚れが蓄積されて虫歯や歯周病につながりがち。
たかが虫歯、歯周病と侮ってはいけません。
口の中の健康を守ることは、元気で長生きするために簡単にできる健康法の1つなのです。
あまりに当たり前過ぎて忘れがちですが、毎日の食事で食べ物のサイズを細かくして胃に送り込み、栄養として吸収しやすい状況を助ける咀嚼(そしゃく)に、歯の働きは欠かせないものです。
グルメや健康志向の高まりで、近年では食事や食材に関する話題は、一層人々を引きつけてます。
でも体に良い食材を吟味するように、歯にも気を遣ってほしいものです。
高齢になっても入れ歯よりも自分の歯で食べた方がおいしく感じるという方が多いように、丈夫な歯は毎日の快適な食生活を助けてくれます。
普段食事をすると、食事と一緒に細菌も飲み込んでいることになります。
でもこの点はご心配なく、一般的に胃の中に入り込んだ細菌は、胃酸によってほとんどが死滅してしまうため、飲み込んでしまっても問題ありません。
しかし高齢になると注意が必要。
食べ物をうまく飲み込めず気管に入り込むことがありますが、このときに余計な細菌が入ってしまうことで、命にも関わる肺炎リスクが高くなると言われています。
さらにもっと厄介なことも......。
実は歯周病などの細菌は歯茎から血管に入り込み、全身を巡ってしまいます。
そのため動脈硬化、心臓血管疾患、肥満、糖尿病、早産などに影響を与えているのではないか、という研究結果が近年次々と発表されているのです。
口の中をきれいにすることは、虫歯予防に止まらず全身の健康管理にも大切なこと、という考え方が広がっています。
虎ノ門ヒルズトルナーレ歯科矯正歯科は皆様の全身の健康状態にも気を付けています。